中村隆之 著
魂の形式 コレット・マニー論 (BOOK)

コレット・マニーとは誰か?
1926年フランスのパリ生まれの歌手。36歳でプロデビューし、フランス初の「真のブルーズ歌手」として注目を集め、「メロコトン(Melocoton)」ヒットにより一躍スターの地位を獲得するものの、すぐに商業主義と決別してル・シャン・デュ・モンドへ移籍。「シャンソン・アンガジェ(政治参加の歌)」の代表的歌手となったコレット・マニー。大衆的人気からポリティカルへの傾倒、そして現代音楽やフリージャズなど様々な音楽性をも取り入れていった彼女の生涯を紐解く入門書にして世界初の研究書!

BOOK/カンパニー社/日本盤
盤質/ジャケット NEW/NEW

装丁 宮一紀
四六判並製:256頁

●序章 コレット・マニー研究とは何か
問題の所在  方法論  先行研究と資料  本書の構成

●第一章 フランスのブルーズ歌手 (1926–63年)
テレビのなかの「スター歌手」  歌手を目指すまで  デビュー――オーディション、ミレイユとの出会い  オランピア劇場  最初のEP盤《メロコトン》  ショービジネス界からの訣別の意味するもの

●第二章 政治的シャンソンはフリーを目指す (1963–67年)
政治的シャンソンの時代へ  最初の政治的EP盤《キューバ万歳》  《チュイルリー宮》に仕掛けられた爆弾  フランス最初期のフリージャズ・レコード《すべて終わり》  さらなる表現の前衛へ――ビュラビュラ、アルトー、ジャバウォッキー

●第三章 「六八年五月」からブラックパンサー党との共闘へ (1967–72年)
孤独と連帯  ベトナムとの連帯  マニーの〈六八年五月〉  《火とリズム》と黒人差別への怒り  ブラックパンサー党に捧げたアルバム《レプレッション》  ルポルタージュとしての歌――フランス北部の炭鉱労働者とスペイン・バスク地方の神父のために

●第四章 政治主義の彼方へ (1972–79年)
政治的であるよりも人間的であること  北アフリカの移民労働者に捧げたアルバム《ペニャ・コンガ》  チリ支援のためのヌエバ・カンシオン  政治主義との訣別とフリージャズを通じた再生  マニー作品の極点《顔゠村》  イスラエル/パレスチナ問題に捧げた音楽劇  障害を抱える子たちの声、この子たちの呟きを歌にすること

●第五章 自由であり続ける、最後の日まで (1979–92年)
妥協なき表現の探究  「わが兄」アルトーへの愛  スタンダード・ナンバーに託されたカミングアウト  《ケヴォーク》あるいは馴致不能のホロホロ鳥  いくつかの断片  アンコールとしてのラストアルバム《未発表曲集 九一年》

●終章 魂の形式

●あとがき

●ディスコグラフィー

●主要参考文献

●人名索引
型番 978-4-910065-07-6
販売価格 2,420円(税220円)
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