桃山晴衣
遊びをせんとや生まれけん
〜「梁塵秘抄」の世界 (LP)

形式に縛られない純邦楽の新たな展開
古曲宮薗節を継承しながら、桃山流の家元として文化文政の頃の流行歌の復元に携わってきた桃山晴衣は、1974年に家元をやめ、形式に縛られることのない新たな展開を志すことに。そんな彼女の代表作となるのが、平安時代末期に編まれた歌謡集「梁塵秘抄」。譜面はもちろん歌い方そのものの伝承も絶えてしまったこの歌謡集から得たイマジネーションを三味線の弾き語りにより現在に蘇らせた世界は高く評価され、日本国内のツアー、さらにはパリでも7回にわたる公演を行うことに。「形式に縛られることのない」という言葉通り、ウード、ダルシマー、口琴といったワールドワイドな楽器を取り入れるところも特徴で、ストイックになりがちな演奏に風穴が開けられ、モダンな感覚で耳に入ってきます。プロデュースはミュージックマガジンなどでおなじみの中村とうよう。それぞれの歌にすべて英語でのタイトルが付けられているところからも、この作品が一部の人のためのものでなく、より広くの大衆へ向けられた彼女の意思の表れであることがわかります。

LP/Invitation/日本盤
盤質/ジャケット EX+/EX+(帯・ライナーあり)

君が愛せし綾藺笠

からすは見る世に色黒し

わが恋は,おととい見えずきのう来ず

仏は常に居ませども
型番 VIH-28036
販売価格 2,090円(税190円)
SOLD OUT

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